ユニークな研究結果に対して贈られるイグノーベル賞
の授賞式が2015/9/17にボストンで行わました。
今年の受賞者は日本人の木俣肇医師。
キスをするとアレルギーの症状が緩和することご
証明したそうですよ!
日本人のイグノーベル賞受賞は9年連続とのことで、
過去の研究内容も気になったので調べてみました。
プロフィール
名前 木俣 肇 (きやま はじめ)
経歴 京都大学医学部卒業
所属学会 日本アレルギー学会
研究会 日本小児アレルギー学会、日本ラテックスアレルギー大会、日本笑い学会
専門領域 アレルギー科
キスでアレルギーが治る!?
木俣肇医師は大阪府寝屋川市のクリニック院長で、
アレルギーの研究を行っている医師。
なんでもキスをするとアトピー性皮膚炎患者の
アレルギー反応が弱くなったっことを発表したそうです!
え、薬じゃなくてキスで症状が治まるの!?
やっぱり愛の力は偉大なんですね♥♥♥
スロバキア研究者たちとの共同研究だそうで、
今回の賞も共同受賞したそうです。
イグノーベル賞の受賞理由は
「情熱的なキスの生物医学的な利益あるいは
影響を研究するための実験」とのこと。
イグノーベル賞のサイトにも掲載されているみたいです。
(もちろん、英語で書かれたホームページです汗)
実験内容は、まず以下の3つのグループに30人ずつ
研究に参加してもらったそうです。
①アトピー性皮膚炎
②アレルギー性鼻炎
③健常者
合計90人の人たちに、恋人やパートナーと静かな音楽が
流れる部屋で30分間自由にキスをしてもらったそうです。
…酸欠になりそう(笑)
キスの前後でアレルギー反応を調べたところ、
キスをした後で改善傾向がみられたそうです。
また2週間後に、同じカップルでキスなしで
30分間抱き合ってもらったところ、
同じ結果は得られなかったとか。
つまりハグではなく、
キスでアレルギーを抑える効果があるのですね!
この研究成果は、2004年に専門誌で発表されていたそうです。
アレルギーを持っている人は、
この方法を試してみてもいいのではないでしょうか?
過去の受賞者は?
今回の日本人受賞は9年連続とのことで、
過去にどんな研究がイグノーベル賞を受賞したか調べました。
2014年:物理学賞
床に置いたバナナの皮を
人が踏んだら摩擦の大きさはどれくらいになるか
2013年:医学賞
心臓移植をしたマウスにオペラの「椿姫」を聴かせたら、
モーツァルトを聴かせるよりも拒絶反応が抑えられて
生存期間も伸びた
2012年:音響賞
自分が話した言葉を少し遅れて聞かせることで、
その人が話すのを妨害できる装置「スピーチジャマー」を発明
2011年:化学賞
家事などが起こって緊急に寝ている人を起こしたい時に
適切な空気中のわさび濃度発見と、わさび警報装置の開発
え、わさびで起こされなくないんですけど…(汗)
色々見ているとクスって笑いたくなるような研究
ばっかりですね(笑)
イグノーベル賞は誰もがご存じのノーベル賞のパロディとして、
1991年からアメリカで創設されたそうです。
経済、物理、医学、化学、平和といった約10部門で表彰され、
審査基準は以下の2つとなっているみたいです。
①世間を笑わせて考えさせた研究
②誰も真似できない、真似すべきではない業績
なんでもまっとうな研究や平和活動だけではなくても、
上の2つを満たす電子メール詐欺やスパムメールなんかも
受賞対象になっちゃうそうですよ(汗)
ということは、だれでもイグノーベル賞を受賞できる可能性
があるかもしれないってことですかね?
今後も多くの日本人が、世界を笑わせてくれるような成果を
出していけたらいいですね♪