産科医でジャズピアニストという異色の経歴を持つ
人物を描いている人気漫画「コウノドリ」。
ドラマ化もしていますが、主人公の鴻鳥 サクラは
実在の人物がモデルになったそうです。
その人物がどんな人なのか、どこで勤務しているか
気になったので調べてみました。
プロフィール
名前 荻田 和秀
血液型 O型
学歴 香川医科大学
所属 りんくう総合医療センター
経歴
荻田和秀先生は香川医科大学出身。
大阪警察病院、大阪府立母子保健総合医療センター等を経て
大阪大学博士課程に進学しました。
その後、年間1000件もの出産を扱っている
「りんくう総合病院医療センター」で勤務されています。
意外なことに大学時代は進路に悩んでいたそうで、
何をしていいのから分からない学生生活だったそうです。
当時は救急医を考えていたそうですが、臨床実習で周産期に
言った時に救急医療と近いものを感じ産婦人科の道を選択。
明確な目標がなく、目の前にある患者さんに対して
全力で向かい合った結果の産婦人科医師だったそうです。
お医者さんというとエリートなイメージですが、
こんなエピソードを知ると親近感が湧きますね。
産科医でジャズピアニストは実在する人物だった!?
荻田和秀先生は医学部に進学した後、
ジャズの世界で生きていくか悩んだ時期があったそうです。
ミュージシャンになりたいという思いが消えず、
オーディションを受ける日々が1年程続きました。
医学部に進んでおきながら何て勿体ないと思いましたが、
好きなことを仕事にしたいと思いは誰にも止められません。
結局、医師としての道を選んだ荻田和秀先生ですが
ジャズピアニストとしての活動もされていました。
漫画のベイビーみたいに変装して匿名で演奏している
訳ではないみたいですね(笑)
漫画「コウノドリ」が生まれたきっかけ
そもそも漫画「コウノドリ」が生まれたきっかけは、
漫画家の鈴ノ木ユウさんと、彼の妻の出産を担当した
荻田和秀先生の出会いにありました。
鈴ノ木さんは「産科医でジャズピアニスト」という
ユニークな経歴の荻田和秀先生に興味を持ったそうです。
その後鈴ノ木さんは様々な医師に取材を行い、
出産現場の信じがたい出来事に衝撃を受けたそうです。
それは漫画に描かれていた、シングルマザーの産み捨て
や飛び込み出産、未熟児で生まれた親の葛藤など…。
そんな出産現場の現状をちゃんと伝えたいと思い、
鈴ノ木さんは漫画「コウノドリ」の連載を始めました。
荻田先生が働いている病院は総合病院のため、
重症例の受け入れも少なくないそうです。
荻田先生は「産科医はおなかの赤ちゃんの代理人」という
意識で、出産現場に立ち会っているそうです。
荻田和秀先生の将来の夢
そんな極限状態の現場と毎日戦っている荻田和秀先生。
将来の夢は「10年後も、10時間先のことを考えずに
仕事を続けること」だそうです。
いま目の前で起きていることに、全力で向き合って
行きたいという思いがこもっていますね。
また荻田和秀先生は後輩へのメッセージとして、
色々な経験をして欲しいと言っているそうです。
絶対思い通りにならない過程を、楽しんで欲しい。
数多くの修羅場を乗り越えた荻田和秀先生だからこそ、
心に響く言葉なのかもしれません。